FTC対アムウェイ
AMWAY CORPORATION, INC., ET AL.
連邦取引委員会法違反の疑いに関する最終命令、意見等
この命令は、とりわけ、各種の家庭用品を訪問販売方式で販売するミシガン州の2つの法人と、その役員2名に対し、次の行為をやめるよう求めるものである。すなわち、流通業者(ディストリビューター)間で顧客を割り当てること、製品の卸売価格および小売価格を固定すること、従わない者に報復措置をとること、そして価格の遵守が義務ではないことを示さずに価格表の情報を配布することである。被申立人にはさらに、見込みのある流通業者に対して潜在的な収入その他の関連事項を偽って伝えることも禁じられる。
出廷者
委員会側:ジョゼフ・S・ブラウンマン(Joseph S. Brownman)[注 1]、D・スチュアート・キャメロン(D. Stuart Cameron)、メアリー・ルー・ステプトー(Mary Lou Steptoe)、B・ミレレ・アーチボルド(B. Milele Archibald)、マイケル・ゴールデンバーグ(Michael Goldenberg)。
被申立人側:リー・ルービンガー(Lee Loevinger)、フィリップ・C・ラーソン(Philip C. Larson)、ロバート・J・ケニー・ジュニア(Robert J. Kenney, Jr.)(ワシントンD.C.、Hogan & Hartson)、およびジョン・E・スティーブン(John E. Stephen)(ミシガン州エイダ)。
訴状
連邦取引委員会法(15 U.S.C. 41以下)の規定に基づき、かつ同法により付与された権限により、連邦取引委員会は、本訴状の表題に掲げられ、以下で被申立人として詳しく記述・言及される当事者が、連邦取引委員会法第5条の規定に違反したと信ずるに足る理由があり、またこれに関する手続が公共の利益に資すると認められることから、ここに訴状を発し、その申立事項を次のとおり述べる。
第1項 被申立人Amway Corporation, Inc.は、1949年9月6日頃にJa-Ri Corporation, Inc.の名称で設立された法人である。社名は1963年11月に正式にAmway Corporationへ変更された。1964年1月1日頃、いずれもミシガン州法人であったAmway Sales Corporation、Amway Services Corporation、Amway Manufacturing CorporationがAmway Corporation, Inc.に合併された。被申立人法人は、ミシガン州エイダのEast Fulton Rd. 7575に本社および主たる営業所を置いている。[2]
第2項 被申立人Amway Distributors Association of the United Statesは、Amwayの流通業者および販売店の団体であり、ミシガン州エイダのEast Fulton Rd. 7575に本部および主たる営業所を置いている。同協会の機能および任務には、個々の流通業者または販売店の地位、解除または停止について被申立人法人に勧告を行うこと、および流通業者または販売店に対する各種の制限について変更その他の措置を勧告することが含まれる。
第3項 被申立人ジェイ・ヴァンアンデル(Jay Van Andel)は、被申立人法人の取締役会会長であり、その創業者の一人である。ヴァンアンデルは他の者とともにAmwayのマーケティング・プランおよび流通方針を創設し、法人被申立人の事業活動および慣行の確立、監督、指揮および統制について責任を負っており、現在も負い続けている。ヴァンアンデル氏の事務所の所在地は被申立人法人と同一である。
第4項 被申立人リチャード・M・デボス(Richard M. DeVos)は、被申立人法人の社長であり、その創業者の一人である。デボスは他の者とともにAmwayのマーケティング・プランおよび流通方針を創設し、法人被申立人の事業活動および慣行の確立、監督、指揮および統制について責任を負っており、現在も負い続けている。デボス氏の事務所の所在地は被申立人法人と同一である。
第5項 被申立人法人は、150種を超える家庭用品、カー用品、パーソナルケア製品、ならびにビタミンおよび栄養補助食品を、自社のラベルおよび商標のもとに製造、流通、販売の申出および販売し、米国全土に所在する流通業者および販売店に販売している。加えて、被申立人法人は、他の製造業者が製造しその名称およびラベルを付した300を超える製品を販売している。これらの製品は、衣類、家電製品、家具、工具、旅行かばん、腕時計、カメラその他、多岐にわたる。被申立人法人の製品の小売段階での売上は1億5000万ドルを超え、米国全土で20万人を超える者がAmway製品の再販売に積極的に従事している。[3]
第6項 製品を製造および流通する事業の過程において、被申立人法人は、製品を製造・保管している州から、米国全土の他の各州に所在する流通業者または販売店へ発送し、または発送させている。これらの流通業者は、さらに他の流通業者、販売店または一般消費者に再販売する。連邦取引委員会法に定義される「商取引」において、またはこれに影響を及ぼして、こうした製品が絶え間なく、相当量、かつ増加しつつ流れており、それは過去数年にわたり続いている。
第7項 以下に申し立てる慣行によって現実の競争および潜在的競争が減殺、阻害、制限および抑制された限りを除き、被申立人法人の流通業者および販売店は、製品の流通、販売の申出および販売の事業において、商取引上、相互に現実の競争または潜在的競争の関係にあり、法人被申立人は、類似の商品の製造、販売および流通に従事する他の者または企業との間で、商取引上、現実の競争または潜在的競争の関係にある。
第8項 被申立人らは、各種のマニュアル、会報、パンフレットその他の文献および資料に公表された流通システムを策定した。この流通システムの方針を実施し遂行するため、法人被申立人は、その流通業者および販売店との間で契約、協定、結合または共通の了解を締結し、さらに各種の方法および手段により当該流通システムを採用し、実施に移し、執行し、遂行してきた。このシステムは、各種製品の販売の申出、流通および販売における競争を妨げ、阻み、制限し、抑圧し、排除するものである。
第9項 被申立人法人の流通業者および販売店は独立の請負人であり、消費者に小売で、また各自の販売組織に勧誘または後援(スポンサー)された他の流通業者および販売店に卸売で、販売しまたは販売しようとする。「ダイレクト・ディストリビューター」を除き、流通業者または販売店は一般に、必要な製品を自らのスポンサーから直接購入する。[4]
被申立人法人から直接購入する流通業者は「ダイレクト・ディストリビューター」と呼ばれ、米国全土に約1500名いる。その他の流通業者または販売店も、一定の条件を満たした後にAmway Corporationから直接購入することができる。
被申立人らは、流通業者および販売店のネットワークと協力し結合して、以下に不公正な競争方法および不公正または欺瞞的な行為もしくは慣行として申し立てるものを含む、各種の規則、規程および方針を監視し、執行し、遂行している。
第1訴因
第1項から第9項までは、全文をそのまま記載したものとして、ここに引用により組み入れる。
第10項 被申立人らが行い、従い、追求しまたは採用した行為、慣行および競争方法、ならびに被申立人ら、被申立人法人の流通業者もしくは販売店、または本件の当事者でないその他の者の間で締結されまたは成立した結合、共謀、協定または共通の了解は、被申立人法人の製品が販売されまたは販売され得る再販売価格を固定し、維持し、統制しまたはこれに干渉する傾向を有し、かつ現にそうしている。
第11項 例えば、流通業者および販売店は、被申立人らとの間で契約、協定、結合または了解を締結しており、または被申立人らによって、他の流通業者もしくは販売店またはAmway Corporationから製品を購入した際と同一の価格で、他の卸売段階の流通業者または販売店に販売するよう要求され強制されてきたし、現在も強制されている。流通業者または販売店は、その後、卸売での利益を、被申立人らの購入量払戻表の実施およびその遵守に頼らなければならない。
この購入量払戻プランのもとで、被申立人Amway Corporationは、直接購入する「ダイレクト・ディストリビューター」に対し、小売価格で計算した月間購入額の25%の割合で、毎月払戻金を支払う。これらのスポンサーとなる流通業者は、さらに自らの卸売顧客に対し、各自の月間購入額に応じて0から25%の割戻金を支払い、以下すべての卸売流通段階まで同様に続く。[5]
第12項 さらなる例として、流通業者および販売店は、教会、奉仕団体、市民団体または慈善団体などの販売組織に特定の価格で販売することにも合意し、その組織に対し、最終消費者に販売する際にも同じ小売価格を遵守するよう求めることにも合意している。その後、流通業者または販売店は、当該販売組織に対し、前記の販売による同組織の総収入となる金額を支払う。
前記の行為、慣行および競争方法、ならびにそれに起因する競争上の悪影響は、改正された連邦取引委員会法第5条の趣旨および意味における、不当な取引制限であり、商取引における不公正な競争方法を構成する。
第2訴因
第1項から第9項までは、全文をそのまま記載したものとして、ここに引用により組み入れる。
第13項 被申立人らが行い、従い、追求しまたは採用した行為、慣行および競争方法、ならびに被申立人ら、被申立人法人の流通業者もしくは販売店、または本件の当事者でないその他の者の間で締結されまたは成立した結合、共謀、協定または共通の了解は、被申立人法人の流通業者または販売店が製品を再販売できる顧客を制限し、流通業者および販売店が必要な製品を入手する仕入先を制限し、流通業者および販売店が製品を再販売できる小売の販路を制限し、さらに各流通業者または販売店の間で小売顧客を割り当てる傾向を有し、かつ現にそうしている。
第14項 流通業者および販売店は、被申立人らとの間で契約、協定、結合または了解を締結しており、または被申立人らによって、事前の承認を得ない限り、必要な製品の購入は被申立人法人から直接、または購入しようとする流通業者もしくは販売店を勧誘および/または[6]スポンサーした流通業者もしくは販売店から行わなければならないという慣行を遵守するよう要求され強制されてきたし、現在も強制されている。流通業者および販売店は、自らが勧誘および/またはスポンサーし、かつ被申立人らが流通業者として承認した他の流通業者または販売店に対する場合を除き、製品を卸売で再販売してはならない。プログラムから脱落した流通業者または販売店は、それまで販売していた相手の他の流通業者または販売店によって、流通の連鎖の中で置き換えられる。
第15項 流通業者および販売店は、被申立人らとの間で契約、協定、結合または了解を締結しており、または被申立人らによって、事務所、小売店、軍の売店、船内売店、ガソリンスタンド、理髪店、美容院、展示ブース、フェアなどから、またはそれらを通じて販売することを控え、そうした施設の経営者に小売段階での再販売のために販売することを控えるよう要求され強制されてきたし、現在も強制されている。
第16項 流通業者および販売店は、被申立人らとの間で契約、協定、結合または了解を締結しており、または被申立人らによって、他の流通業者または販売店の小売顧客および法人顧客の取引を勧誘することを控えるよう要求され強制されてきた。
前記の行為、慣行および競争方法、ならびにそれに起因する競争上の悪影響は、改正された連邦取引委員会法第5条の趣旨および意味における、不当な取引制限であり、商取引における不公正な競争方法を構成する。
第3訴因
第1項から第9項までは、全文をそのまま記載したものとして、ここに引用により組み入れる。
第17項 被申立人らが行い、従い、追求しまたは採用した行為、慣行および競争方法、ならびに被申立人ら、被申立人法人の流通業者もしくは販売店、または本件の当事者でないその他の者の間で締結されまたは成立した結合、共謀、協定または共通の了解は、流通業者および販売店が行うことができ、または本来行ったであろう広告および販促活動を制限する傾向を有し、かつ現にそうしている。[7]
第18項 流通業者および販売店は、被申立人らとの間で契約、協定、結合または了解を締結しており、または被申立人らによって、次のとおり広告活動を行うことを控え、または制限するよう要求され強制されてきた。
1. 流通業者および販売店は、小売販売活動が禁止されている場所で、文献または商品を展示してはならない。
2. 「ダイレクト・ディストリビューター」のみが、事業所の外部に「Amway」の商号、商標またはロゴを表示できる。ただし、これに加えて、事業所が商業用建物であること、事業所がAmway専業であること、ショーウィンドウにいかなる展示もないこと、外から内部が見えないようにされていること、および入口の扉に「卸売専用(Wholesale Only)」と表示されていることを要する。
3. 「ダイレクト・ディストリビューター」以外の流通業者および販売店は、業務用車両にAmwayのロゴを表示する前に、自らが商品を購入する流通連鎖に属するダイレクト・ディストリビューターの許可を得なければならない。
4. 「ダイレクト・ディストリビューター」は、事前の許可を得て、電話帳の「ホワイトページ」に「Amway」の商号で広告を掲載できるが、他の流通業者または販売店はできない。
5. 流通業者および販売店は、「イエローページ」の電話帳において、その流通業者または販売店がAmway商品を扱っていることを示すディスプレイ広告を利用してはならない。
6. 流通業者および販売店は、フェア、ホームショーその他の特別行事で、「ダイレクト・ディストリビューター」と協力して、その指示のもとに行う場合を除き、展示を設置してはならない。[8]
7. 「ダイレクト・ディストリビューター」のみが、路傍広告を利用できる。
8. 「ダイレクト・ディストリビューター」以外の流通業者および販売店は、新聞、雑誌、ラジオまたはテレビで広告してはならない。
9. 流通業者および販売店は、「Amway」の名称に言及しない勧誘広告のみを出すことができる。
10. 流通業者および販売店は、メディアで特定のAmway製品を広告してはならない。
前記の行為、慣行および競争方法、ならびにそれに起因する競争上の悪影響は、改正された連邦取引委員会法第5条の趣旨および意味における、不当な取引制限であり、商取引における不公正な競争方法を構成する。
第4訴因
第1項から第9項までは、全文をそのまま記載したものとして、ここに引用により組み入れる。
第19項 被申立人らまたはその代理人は、書面または口頭の表示を用いて、直接または黙示的に、次のことを表示しており、また表示してきた。
1. 流通の下位の機能段階にある流通業者の数の「倍増」、「複製」または等比級数的増加から生じる卸売または小売の販売活動の結果として、相当の収入または利益が見込まれること。
2. 無制限の勧誘活動または無限連鎖的な勧誘活動から生じる卸売または小売の販売活動の結果として、相当の収入または利益が見込まれること。[9]
第20項 真実には、流通業者および販売店は、倍増、複製、等比級数的増加、無制限または無限連鎖の方式で他の流通業者を長く勧誘し続けることも、下位の機能段階にある他の流通業者への販売から等比級数的増加、無制限または無限連鎖の方式で利益を得ることも、見込めない。その理由は次のとおりである。
(a) 参加者は、被申立人らのマーケティング・プログラムに加入する時点までに、追加の参加者を見つけることができない場合があり、相当数の事例ではそうなる。個々の参加者にとって、追加の参加者の勧誘は、それまでに勧誘された者の数がその地域を流通業者または販売店で飽和させ、他の者を勧誘することが事実上不可能になった時点で、必然的に最終的には行き詰まる。
(b) 被申立人らの勧誘プログラムから生じる利益は、特定の地域で勧誘され得る潜在的な人数が尽きた時点で、必然的に最終的には行き詰まる。先に勧誘された流通業者または販売店の数が多いほど、流通業者または販売店の事業が利益を上げる可能性は低くなる。
(c) 特定の市場地域で勧誘された流通業者または販売店の数にかかわらず、流通の下位の機能段階にある流通業者または販売店が、仕入価格より高い価格でさらに下位の段階へ販売することによって卸売事業を利益の出る形で運営できなくなった時点で、利益、ひいては勧誘は、必然的に最終的には行き詰まる。流通段階の数が多いほど、流通システムは非効率になり、下位の段階での収益性は低くなる可能性が高い。[10]
以上の理由その他により、被申立人らの商品の製造、販売および流通に関連して、同一または下位の機能段階で勧誘される流通業者または販売店の数の倍増、複製、ならびに等比級数的、無制限または無限連鎖的な増加を通じて、相当の収入または利益を見込めるとする被申立人らの表示は、虚偽で、誤認を生じさせ、欺瞞的であり、改正された連邦取引委員会法第5条の趣旨および意味における不公正な競争方法および不公正な行為および慣行であったし、現にそうである。
第5訴因
第1項から第9項まで、ならびに第19項および第20項は、全文をそのまま記載したものとして、ここに引用により組み入れる。
第21項 被申立人らおよびその代理人または代理店は、事業の過程で、製品の購入を誘引し、被申立人らの製品の販売店または流通業者として人々が参加するよう誘引する目的で、商品の販売、販売店または流通業者としての収益性、およびさらなる参加者の勧誘に関し、流通業者、販売店および参加見込み者に対して口頭および書面による陳述および表示を行ってきたし、現在も行い続けている。これらの陳述および表示の典型的かつ例示的なもの(ただしすべてを網羅するものではない)は次のとおりである(強調は省略)。
1. スポンサー活動は、パートタイムの流通業者として限られた範囲で行うか、フルタイムの流通業者として「全力で」行うかにかかわらず、利益になる。
2. スポンサー活動は簡単です! 新しいAmway流通業者の勧誘は、Amway製品を販売することが難しくないのと同様、難しくありません。……1人のスポンサーのやり方を覚えたら、あとは同じ過程を繰り返して2人をスポンサーするだけです。……そこから先は、単純な掛け算です!
3. ……他の流通業者をスポンサーし、その流通業者が製品を販売し、さらに別の流通業者をスポンサーすれば、事業がどこまで大きくなるかに既知の限界はありません。
4. 実績のあるAmwayオポチュニティがあれば成功はあなたのものです……今すぐ行動を。……
5. 大きな事業を築くには、あなたと、それぞれ4人をスポンサーする10人の流通業者(合計51人の流通業者)が、全員1日1時間販売すれば、……毎月の利益の合計は1,368.00ドルになります。1日1時間でこの優れた収入です。[11]
6. より大きな事業を築くには……1日1時間……働く10人の流通業者をスポンサーするだけです……毎月の利益の合計は……264.00ドルになります。1日1時間でこの大きな収入です。
7. 1日わずか1時間働き、1件あたり平均4.00ドルPVの販売を2件行うだけで、……毎月の利益の合計は……52.80ドルになります。1日1時間でこの良い副収入です。
8. どれだけ稼げますか? 望むだけです。
9. 経済的自立のためのAmway6か年計画。ステップ1:ダイレクト・ディストリビューターになる……ステップ2:毎年1人のダイレクト・ディストリビューターを育てる……6年後の年収24,300.00ドル。
10. 1年以内にダイレクト・ディストリビューターになり、その後の5年間、毎年1人のダイレクト・ディストリビューターを育てると仮定すると、6年目の終わりには、ダイレクト・ディストリビューター・ボーナスとして225ドル×5、つまり月額合計1,125ドルを得られます。……あなた自身のグループから受け取る月額1,069ドルと、あなたが個人的にスポンサーした5人のダイレクト・ディストリビューターに対する3%の払戻ボーナス1,125ドルを合わせると、月額2,194ドル、年額26,328ドルになります。これは自分自身の事業を経営することによる総収入です。これがあなたの経済的自立のための6か年計画になり得ます。
11. Amwayオポチュニティを通じて、夢の実現を達成することができます。Amwayオポチュニティは、あなたがどのような目標を持っていても達成できるだけの広さを持っています。
12. Amwayの成功パターン……自分自身を複製すること。毎月1人の流通業者をスポンサーします……あなたが個人的にスポンサーした各流通業者が毎月1人の流通業者をスポンサーする……1年の終わりには最大6人に……。あなたの個人グループは64人の流通業者になります。
13. さらに大きな事業を築くには……。あなたと、それぞれ4人をスポンサーする6人の流通業者(合計31人の流通業者)が、全員1日5.00ドルPVを販売すれば……毎月の総収入は……408ドルになります。1日わずか数時間でこの優れた収入です。
14. Amwayなら、大きな在庫投資をせずに、すぐに収入を得始めることができます。
15. Amway製品の市場の可能性は驚異的です。
16. あなたが個人的にスポンサーした6人の流通業者がそれぞれ4人の流通業者をスポンサーし、全員が1日に1件販売するとしましょう。……[12]
17. あなたが6人の流通業者をスポンサーしたとしましょう。……あなたの流通業者組織は次のようになります。
あなたのスポンサー
1
あなた 200ドル(小売)
1
A 300ドル
B 100ドル
C 150ドル
D 50ドル
E 200ドル
F 100ドル
あなたのグループ全体のPV 1,100.00ドル
月間総収入 157.50ドル
事業が成長を続け、あなたが個人的にスポンサーした流通業者を育成し、小売と、新たな流通業者のスポンサーによる自己複製に向けて動機づけるにつれ、あなたの総PVと収入は次のように増えていきます。
あなたのスポンサー
1
あなた 200ドル(小売)
1
流通業者Aとそのグループ 600ドル
流通業者Bとそのグループ 300ドル
流通業者Cとそのグループ 200ドル
流通業者Dとそのグループ 250ドル
流通業者Eとそのグループ 300ドル
流通業者Fとそのグループ 400ドル
あなたのグループ全体のPV 2,250.00ドル
月間総収入:270.00ドル
この時点で、あなたの事業は良好な収益をもたらし始めています。その間にさらに流通業者をスポンサーしているはずですが、簡略化のため、あなたが個人的にスポンサーした6人の流通業者のみを示します。あなたのパートタイム事業は、ここから急速に拡大し得ます。月は、今や次のようになります。
あなたのスポンサー
1
あなた 200ドル(小売)
1
流通業者Aとそのグループ 1,000ドル
流通業者Bとそのグループ 1,500ドル
流通業者Cとそのグループ 800ドル
流通業者Dとそのグループ 500ドル
流通業者Eとそのグループ 300ドル
流通業者Fとそのグループ 800ドル
あなたのグループ全体のPV 5,100.00ドル
月間総収入 594.00ドル
[13] 18. 収入の全体像! その月の収入の全体像を見てみましょう。……個人販売200ドルによる即時収入……60ドル。払戻による収入:……114ドル。収入合計174ドル。
月174ドルを6か月間貯めれば、カリブ海や南太平洋への休暇のために合計1,044ドルになります。……例えば、あなたの流通業者5人がそれぞれ4人の流通業者をスポンサーし、その各人が月に200ドルを販売するとします。これであなたのグループの合計は26人となり、あなたの月間購入額は5,200ドルになります。……その場合、その月の収入の全体像は次のようになります。個人販売による即時収入60ドル。払戻収入……492ドル。収入合計552ドル。こうして、魅力的なパートタイム収入が得られ、しかもこれはまだ始まりにすぎません。
第22項 被申立人らおよびその代理人または代理店は、上記に引用した陳述および表示、ならびにここに明示されていない各種の販促資料に見られるその他の口頭および書面の陳述および表示を用いて、流通業者、販売店および参加見込み者に対し、直接または黙示的に、次のことを表示しており、また表示してきた。
1. 流通業者または販売店が、プログラムに流通業者、販売店または販売員として参加する者を勧誘し、および/または確保し続けることは容易である。
2. プログラムの流通業者または販売店は、相当の利益または収入を得ることを期待でき、または得るであろう。
第23項 真実には、次のとおりである。
1. 流通業者または販売店が、販売プログラムに参加する者を流通業者、販売店または販売員として勧誘し、および/または確保し続けることは、被申立人らが表示するほど容易ではない。
2. 販売プログラムの流通業者または販売店は、被申立人らが得ると表示し、または得る見込みがあると表示する相当の利益または収入を、得ておらず、また得る見込みもない。[14]
第24項 流通業者または販売店となる見込み者の勧誘の可能性、および/または流通業者もしくは販売店としての収益性に関する主張または表示を行うにあたり、次の事実は重要な事実である。
1. 流通業者、販売店、卸売および小売の販売員には相当の離脱率または脱落率があり、副流通業者、副販売店または販売員の数を一定に保つだけのためにも、絶え間ない勧誘の努力が必要である。
2. 活動中のAmway流通業者または販売店には、相当の事業経費がかかる。
第25項 第21項に含まれる陳述および表示は、そこに明示されていないその他の陳述および表示とあわせて、流通業者、販売店または販売員となる見込み者の勧誘の可能性、ならびに流通業者または販売店としての収益性に関する主張を含んでいるが、第24項に掲げた重要な事実を開示していない。
被申立人らによる前記の陳述および表示ならびにその他の陳述および表示の流布は、流通業者、販売店および参加見込み者を、次のような誤った誤解に陥れる能力および傾向を有しており、現在も有している。
1. 流通業者、販売店または販売員に相当の離脱率はない。
2. 流通業者、販売店または販売員の離脱率は、そう信じ込まされていたであろうほど大きくはない。
3. 流通業者または販売店に相当の事業経費は生じない。
4. 流通業者または販売店の事業経費は、そう信じ込まされていたであろうほど大きくはない。[15]
第26項 以上のすべての理由その他により、被申立人らの商品の製造、販売および流通に関連する、第21項に記載された被申立人らの陳述および表示、ならびにそこに明示されていないその他のものは、虚偽で、誤認を生じさせ、欺瞞的であり、改正された連邦取引委員会法第5条の趣旨および意味における不公正な競争方法および不公正または欺瞞的な行為または慣行であったし、現にそうである。
初審決定
行政法判事ジェームズ・P・ティモニー(James P. Timony)による
1978年6月23日
予備的陳述
1975年3月25日に発せられた連邦取引委員会の訴状により、被申立人であるAmway Corporation(「Amway」)、Amway Distributors Association of the United States(「ADA」)、ジェイ・ヴァンアンデルおよびリチャード・M・デボスは、5つの訴因で、連邦取引委員会法第5条(15 U.S.C. 45)違反の罪に問われている。[2]
被申立人Amwayは、20年足らず前に被申立人ヴァンアンデルとデボスによって設立された法人である。Amwayは、主として洗浄用品およびパーソナルケア製品、ならびに栄養補助食品を中心に、150を超える製品を自社商標で製造、流通および販売している。Amwayは石けんなどの洗浄用品から事業を始めたが、現在では低価格の消費者向け製品を幅広く販売しており、その中には、他の製造業者が製造しその名称を付した、衣類、家電製品、家具、工具、旅行かばん、腕時計、カメラなど300を超える製品のカタログ販売も含まれる。Amwayは、全国で30万人を超える独立の流通業者を通じてこれらの製品を販売している。これらの流通業者は消費者への直接の訪問販売に従事しており、1976会計年度の総売上は2億ドルを超えた。流通業者はまた、販売組織を築くために新たな流通業者を勧誘する。流通業者の販売に対する誘因として、Amwayは、とりわけ、流通業者の販売組織全体の売上に基づく数量割引を提供しており、その率は月間売上100ドル超の3%から、約8,500ドル以上の売上の25%までである。流通業者が最上位の割引区分に達すると、「ダイレクト・ディストリビューター」となり、(自らをスポンサーした流通業者を介さずに)Amwayと直接取引できること、および流通業者協会ADAの議決権を持つ会員になれることなどの特典を受ける。
ADAは、約2,500人のAmwayダイレクト・ディストリビューターからなる団体であり、Amwayの基本的な販売方針の変更案についてAmwayの相談役を務め、流通業者間の紛争についての仲裁委員会を務め、また流通業者の権利に影響を及ぼし得るAmwayの措置に関する不服申立委員会を務めている。
Amwayは、各種のマニュアル、会報、パンフレットその他の文献および資料に公表された流通プランを有している。Amway Sales and Marketing Planとして知られるこのプランは、Amwayから購入した製品の流通業者による再販売、および新たな流通業者の勧誘方法について、一定の制限を課している。本件の訴状はこれらの制限を攻撃するものである。訴状の第1訴因は、被申立人が再販売価格維持を行っていると申し立てる。[3]第2訴因は、被申立人が流通業者間で顧客を割り当て、流通業者の仕入先および再販売できる小売の販路を制限していると申し立てる。第3訴因は、被申立人が流通業者の広告を制限していると申し立てる。第4訴因は、被申立人が、Amway流通プランの連鎖的勧誘活動における流通業者数の等比級数的増加から相当の収入を得られると偽って表示していると申し立てる。第5訴因は、被申立人が流通業者としての収益性および新たな流通業者の勧誘の可能性を偽って表示し、相当の事業経費および流通業者の高い離脱率を開示していないと申し立てる。
1975年8月28日に提出された答弁書により、被申立人は訴状の各申立てを一部認め、一部否認した。被申立人は、(1)訴状提出前の調査の過程で職員により証拠が不適切に取得された、(2)訴状発出前に和解交渉の機会を与えられなかった、との理由により訴状の却下を申し立てた。この申立ては1975年9月16日付の命令により委員会に回付され、却下された。1976年4月12日付の命令により、前任の行政法判事の業務負担が大きいため、私が行政法判事に交代した。その後は活発な申立て手続が続き、多数の手続上の問題について、争いのある約30の審理前命令が出された。[脚注1][4]
証拠開示は広範にわたり、証言録取、質問書、事実の承認の請求、審理前の召喚状が含まれた。弁護人は、証人リストと予定証言の陳述書を提出し、証拠として提出する文書を交換した。当事者は、委員会が提出を申し出た数百の証拠物について、関連性についての書面および異議の書面を提出した。訴追側弁護人は、広範な審理前陳述書と事実認定案を提出した。当事者は審理前準備書面を提出した。
審理は1977年5月16日に始まった。訴追側の立証は1977年6月7日に終了した。被申立人側の立証は1977年6月28日に始まり、1977年7月29日に終了した。訴追側弁護人は1977年10月4日に反証を行った。約150人の証人が証言し、記録は約7,000ページに及ぶ速記録と1,000を超える証拠物から成る。
最後の証人が証言して以来、当事者は申立て手続を再開し、審理後にさらに約30の争いのある申立てがあった。争点の一つは、審理中に、速記録を作成し証拠物として提出することを条件に証拠物として受理された23本の録音テープに関するものであった。当事者は、テープの速記録の内容をめぐって長く争った。完成した速記録は「2、3フィートの高さ」の山になった。最終的に、テープ録音の全文速記録6件と一部速記録17件が証拠物として提出され、受理された。[脚注2][5]
審理後の準備書面と事実認定案は約1,600ページに及んだ。口頭弁論は1978年6月6日に行われた。
事実認定には、記録中の主要な裏付け証拠への言及が含まれている。こうした言及は、事実認定を裏付ける証言および証拠物への便宜的な案内として意図されたものであり、これらの認定に至るにあたって検討された証拠の完全な要約を必ずしも表すものではない。次の略語を用いた。
CX:委員会の証拠物。参照する証拠物の番号が続く。
RX:被申立人の証拠物。参照する証拠物の番号が続く。
Tr.:速記録。前に証人名、後にページ番号を付す。
CPF:訴追側弁護人が提出した事実認定案。
CB:訴追側弁護人の準備書面。
CRB:訴追側弁護人の答弁準備書面。
RPF:被申立人の事実認定案。
RB:被申立人の準備書面。[6]
事実認定
被申立人
1. 被申立人Amway Corporation(Amway)は、ミシガン州法に基づいて設立され存続する法人であり、本社および主たる営業所をミシガン州エイダのEast Fulton Rd. 7575に置いている。(答弁書5頁)
2. Amwayは現在、150種を超える家庭用品、カー用品およびパーソナルケア製品、ならびにビタミンおよび栄養補助食品を製造し販売しており、そのすべてが自社のラベルおよび商標のもとで販売されている。(答弁書4頁)
3. Amwayが流通業者に販売する製品は、次の7つの主要カテゴリーに分類できる。家庭用品および洗浄用品、パーソナルケア製品(化粧品など)、栄養補助食品、調理器具および刃物、業務用および農業用製品、カタログ販売(多種多様な製品)、安全用品(煙感知器や消火器など)。石けんおよび洗剤はAmwayの1974年の売上の41.2%、つや出し剤および衛生用品は20%、化粧品類は6.5%を占める。(RX 405)
4. Amwayは、Personal Shoppers Catalogを通じて、他の製造業者が製造しその名称を付した300を超える製品を販売している。これらの製品には、衣類、家電製品、家具、工具、旅行かばん、腕時計、カメラが含まれる。(CX 640)
5. Amwayは、米国内で、認定を受けた独立の流通業者による直接販売を通じて製品を流通させており、その数は1977年に約36万人であった。(RX 383)[7]
6. 1976会計年度のAmwayの流通業者向け売上高は、米国内で約1億6,900万ドル、全世界で2億500万ドルであった。(RX 448、RX 431、ハリデイ(Halliday)、Tr. 6103、6105-16)
7. 被申立人ジェイ・ヴァンアンデルとリチャード・M・デボスは共同創業者であり、それぞれの妻とともにAmwayの主たる所有者である。(ヴァンアンデル、Tr. 1672、1781)
8. ヴァンアンデル氏はAmwayの取締役会会長である。(ヴァンアンデル、Tr. 1671)
9. デボス氏はAmwayの社長である。(訴状P4、答弁書4頁)
10. Amwayの取締役会は、ヴァンアンデル氏、デボス氏、およびウィリアム・J・ハリデイ・ジュニア(William J. Halliday, Jr.)で構成される。(ヴァンアンデル、Tr. 1781-82)
11. 被申立人Amway Distributors Association of the United States(ADA)は、ミシガン州法に基づく非営利法人として設立され存続する、Amway流通業者の同業者団体である。(ハリデイ、Tr. 6091-92、6171-73)ADAは、本部および主たる営業所をミシガン州エイダのEast Fulton Road 7575に置いている。(訴状P2、答弁書)
12. 新たなAmway流通業者はそれぞれ、ADAの会員となることを選択できる。(ハリデイ、Tr. 6195-96)
13. 販売量その他の要件により「ダイレクト・ディストリビューター」となったAmway流通業者は、ADAの議決権を持つ会員の資格を得ることができる。(ハリデイ、Tr. 6196-97)[8]
14. 現在、ADAには約2,500人の議決権を持つ会員がいる。(ハリデイ、Tr. 6555-56)
15. ADAの議決権を持つ会員は、11名からなるADA取締役会のうち9名を選出し、Amwayが2名を指名する。ヴァンアンデル氏とデボス氏が取締役会でAmwayを代表する。(ハリデイ、Tr. 6194)
16. ADA取締役会は、3つの主要な機能を果たす。(a)流通業者協会の代表として行動すること、(b)Amwayの諮問委員会として行動すること、(c)流通業者間、またはAmwayと流通業者との間の紛争について仲裁委員会として行動すること。(ハリデイ、Tr. 6175-83)
組織の歴史
17. ヴァンアンデル氏とデボス氏は、1949年から直接販売に関わっており、この目的のために設立した法人であるJa-Ri Corporationを通じ、Nutriliteの栄養補助食品の流通業者として始めた。(ヴァンアンデル、Tr. 1672-73、1676、1908-10)
18. 直接販売とは、人から人への販売を通じ、消費者の自宅で製品および関連サービスを流通させることである。(ヴァンアンデル、Tr. 1691-92、グランフィールド(Granfield)、Tr. 2917-18)
19. 1959年、ヴァンアンデル氏とデボス氏およびその他の流通業者は、栄養補助食品の供給元であるNutrilite Products Company, Inc.およびMytinger & Castleberry, Inc.との間で供給上の問題を抱えた。少数の流通業者が選ばれ、ヴァンアンデル氏を委員長として、供給元との取り決めを図ることとなった。交渉は、供給元の一社からヴァンアンデル氏に対し、その会社の社長になるようにとの申し出がなされて終わった。ヴァンアンデル氏とデボス氏は、根本的な問題はそれらの会社の所有者にあり、誰が経営してもその問題は続くであろうと結論した。ヴァンアンデル氏はこの申し出を断った。(ヴァンアンデル、Tr. 1672-73)[9]
20. ヴァンアンデル氏とデボス氏は、供給元が崩壊する大きな危険に瀕しており、自分たち自身で事業に乗り出し、自らの製品を製造して、2,000人を超える流通業者を会員とするJa-Riの販売組織を通じて販売すべきだと判断した。(ヴァンアンデル、Tr. 1674、1679、ハンセン(Hansen)、Tr. 3302、CX 904)
21. ヴァンアンデル氏とデボス氏はその後、American Way Associationと呼ばれる流通業者の組織をまとめ上げ、その名称は後にAmway Distributors Associationに変更された。この組織の主な目的は、ヴァンアンデル氏とデボス氏がJa-Ri組織内のNutrilite流通業者と意思疎通を図り、自分たちの製造事業を発展させられるまで事業をまとめておくことであった。(ヴァンアンデル、Tr. 1674-75)
22. ヴァンアンデル氏とデボス氏は、Nutriliteの栄養補助食品への忠誠心を持つ流通業者組織を変更するにあたり、非常に慎重にならざるを得なかった。流通業者は独立していたため、辞めてしまうかもしれなかったからである。そのため、製品の流通および製造事業を立ち上げるという計画について、これらの流通業者の同意を得ることがヴァンアンデル氏とデボス氏には必要であり、彼らは製造するつもりの製品の種類について流通業者協会と協議した。(ヴァンアンデル、Tr. 1674-76)ヴァンアンデル氏とデボス氏の組織の流通業者の多くはAmerican Way Associationに加わり、Nutrilite製品に加えて、Amwayが販売する製品の流通も開始した。1972年、AmwayはNutriliteの51%を取得した。(ヴァンアンデル、Tr. 1679-80、1684-85)
23. ヴァンアンデル氏とデボス氏は、すぐに消費でき、比較的低価格で、小売店にあるものとは異なり、リピート購入につながる製品を探すことにした。彼らが石けんと洗剤を選んだのは、流通業者に販売を教えるのが最も容易な市場だと考えたからである。この種の製品では、使うかどうかではなく、どれを使うかが問題となる。(ハリデイ、Tr. 6541、ヴァンアンデル、Tr. 1680-81)[10]
24. American Way Associationが結成されたのとほぼ同じ頃、ヴァンアンデル氏とデボス氏は、Ja-Ri組織を通じて「Frisk」という液体洗剤の流通を開始し、これを「LOC」(liquid organic compound、液体有機化合物)と改称した。これは現在もAmwayの主要製品の一つである。この製品は、ミシガン州デトロイトの小規模な供給元であるEckle Companyが製造しており、当時入手できた数少ない生分解性の液体洗剤の一つであった。ヴァンアンデル氏とデボス氏はJa-Ri Corporationを通じてその会社を取得し、資産をミシガン州エイダに移し、名称をAmway Manufacturing Companyに変更した。数か月後、彼らは生分解性の粉末洗剤SA8を発売した。(ヴァンアンデル、Tr. 1673-78、ハリデイ、Tr. 6153、6541)
25. 1959年11月、ヴァンアンデル氏とデボス氏はAmway Sales CorporationおよびAmway Services Corporationを設立した。(ヴァンアンデル、Tr. 1677)1963年11月、Ja-Ri Corporation, Inc.の名称がAmway Corporationに変更され、1964年1月1日にAmway Sales Corporation、Amway Service Corporation、Amway Manufacturing CorporationがAmwayに合併された。(答弁書3頁)
Amway流通システム
Amway流通業者
26. Amway Sales and Marketing Planは、Amwayまたはそのために製造された製品を、流通業者のネットワークを通じて小売顧客に届けるよう設計されている。(ハリデイ、Tr. 6198)Amwayは、このシステムの一部として流通業者に対し、いくつかの制限を課している。本訴訟の対象となっている制限は、Amwayの「倫理綱領および行動規則(Code of Ethics and Rules of Conduct)」に定められている。(RX 331、13-B頁から25-B頁)勧誘、スポンサー活動および販売というAmwayのシステムは、基本的に、1946年に運用を始めたNutriliteのシステムと同じである。(ヴァンアンデル、Tr. 1702、1905-08)[11]
27. Amway Sales and Marketing Planは、人から人への小売販売を伴う。Amway流通業者は、戸別訪問をするのではなく、知人または紹介された人に小売で販売するよう促されている。(ヴァンアンデル、Tr. 1757-58)
28. Amway Sales and Marketing Planにおいて、製品は、全員が独立の請負人であるAmway流通業者によって販売される。(ハリデイ、Tr. 6261-62)
29. 新たなAmway流通業者は全員、同じ権利と義務をもって事業に参入する。(ハリデイ、Tr. 6208、ルミエ(Lemier)、Tr. 210-11)
30. Amway流通業者はそれぞれ、Amway製品を消費者に販売し、新たなAmway流通業者をスポンサーし、スポンサーした流通業者に製品を販売する権利を有する。(ヴァンアンデル、Tr. 1708)
31. Amway流通業者は誰でも、販売量に基づく資格を満たすことで「ダイレクト・ディストリビューター」になることができる。ダイレクト・ディストリビューターの資格の主な要件は、流通業者が月間約8,500ドルの販売量を有することである。(RX 331、8-D頁)
32. Amwayは、製品をダイレクト・ディストリビューターに販売し、ダイレクト・ディストリビューターはAmway製品を消費者に、および再販売のためにスポンサーした流通業者に販売する。(S・ブライアント(S. Bryant)、Tr. 4033-34)他の流通業者は通常、自らのスポンサーから購入する。(RX 331、1-E頁)供給元から25マイル(約40キロメートル)を超える場所に住んでいるか、大量の取引を行う流通業者(「ウェアハウス・オーダー・ディストリビューター」)は、Amwayから直接購入することを認められている。(RX 331、1-E頁)[12]
33. 正式に認定されたAmway流通業者となるには、(a)Amway流通業者にスポンサーされ、(b)Amway製品を販売する権利についてAmwayに申込書を提出しなければならない。(ヴァンアンデル、Tr. 1696-97、RX 331、14-B頁)
34. 新たなAmway流通業者は、在庫の購入を要求されない。流通業者は、製品情報、販売補助具および文献を含む15.60ドルの「セールス・キット」を購入するだけでよい。(RX 331、15-B頁、ハリデイ、Tr. 6615)
35. 新たな流通業者は、デモンストレーション用のAmway製品見本を含む、25.65ドルの任意の「プロダクト・キット」を購入することもできる。(ハリデイ、Tr. 6126、6588、RX 433)
36. Amwayも、スポンサーとなる流通業者も、セールス・キットで利益を得ていない。(ヴァンアンデル、Tr. 1863、1937、マックス(Max)、Tr. 5996、ガーモン(Garmon)、Tr. 3515)
37. 事業をやめることにした流通業者は、セールス・キットおよびプロダクト・キットの代金の払戻しを受けることができる。(ハリデイ、Tr. 6615)
38. 新たなAmway流通業者のほとんどは、販売または事業の経験がない。(CX 1000-K、ヴァンアンデル、Tr. 1695)
39. ダイレクト・ディストリビューターを含むAmway流通業者の大多数は、パートタイムでAmway事業を行っており、他にフルタイムの職業を持っている。(ハリデイ、Tr. 6235、RX 329)[13]
40. ある年の8月31日以前にAmway流通業者となった者、またはその年に流通業者としての活動を継続した者は、翌年のために12月31日までに流通業者としての認定を更新しなければならない。(ハリデイ、Tr. 6484)
41. 1972年以降、活動中の流通業者の数は比較的一定しており、30万人前後で推移し、1977年には約36万人に増加した。(RX 383)
42. Amway流通業者の年間の平均離脱率は約50%である。Amway流通業者の最初の1年間の離脱率はほぼ75%で、その後は年約25%である。(CX 909、RX 383)
43. 現在、Amway流通業者全体の約半数は、ダイレクト・ディストリビューター、またはダイレクト・ディストリビューターにスポンサーされた流通業者によってスポンサーされた。70%を超える者はダイレクト・ディストリビューターから3段階以内にあり、99%は7段階以内にあった。(RX 423)
44. 流通業者がAmwayを離れた場合、その流通業者がスポンサーしていた流通業者は、スポンサーの系統を上にたどって次の有資格の流通業者に移る。(RX 331、17-B頁)
45. スポンサー活動の利益を得るには、Amway流通業者は、スポンサーした流通業者を訓練し、彼らに供給するための在庫を持たなければならない。(RX 331、17-B頁から18-B頁)
46. Amway流通業者がスポンサーした流通業者は、その流通業者の「個人グループ」の一員となる。スポンサーされた流通業者はさらに他の流通業者をスポンサーすることができ、それにより自分自身の個人グループを形成し、最初のスポンサーとなった流通業者の個人グループを拡大する。(CS 1096、2-B頁)[14]
47. 流通業者がダイレクト・ディストリビューターの資格を得ると、スポンサーの個人グループから「分離」し、以後Amwayと直接取引する。(RX 331、8-B頁)
48. Amway Sales and Marketing Planは、Amwayが発行する文献および会合を通じた流通業者との意思疎通を定めている。年に10回から15回程度、数千人の流通業者からなる販売集会が全国各地で開かれ、その地域の流通業者なら誰でも招待される。午後には高い販売量の流通業者だけの会合(来賓は不可)があり、その後に夜の、すべての流通業者とその来賓のための販売集会が続く。(ヴァンアンデル、Tr. 1761-63)こうした夜の販売集会では、販売表彰が行われ、受賞者による即興のスピーチや、他の成功した流通業者や著名人による動機づけのスピーチがある。「Amwayの幹部が出席し、新しい流通業者にも経験豊かな流通業者にも有益な助言をする」。(同上、CX 62-Z-42-43)地区の会合は、ダイレクト・ディストリビューターがそのグループのため、または複数のダイレクト・ディストリビューターのグループが合同で、独自に開催する。これらは流通業者に情報と刺激を与える。(CX 62-Z-43)
49. 流通業者が運営する会合は、毎週約5,000回開かれている。こうした地元の会合は、スポンサーが「訓練、動機づけ、スポンサー活動を目的として、自宅または事務所で毎週開く会合を通じて、グループ内に熱意を築く」のに役立っている。(CX 62-Z-43)
報酬
50. Amway流通業者は、「基本割引(ベーシック・ディスカウント)」(流通業者が製品に支払った価格と、流通業者が小売で請求する価格との差)を通じて、小売販売から収入を得る。流通業者は、スポンサーした流通業者に製品を販売することによって直接的に金銭を得るわけではない。「それらを自分が支払ったのと同じ価格、すなわち流通業者原価で販売するからである。」(RX 331、3-B頁)代わりに、流通業者は[15]「成績別ボーナス(パフォーマンス・ボーナス)」を受け取る。これはスポンサーとなる流通業者を通じてAmwayが支払うもので、流通業者の月間総販売量に基づく。「基本割引」と「成績別ボーナス」は次のように定義されている(RX 331、4-B頁)。
基本割引:あなたが個人的にAmway製品を販売すると、2つの方法で収入が得られます。……1つ目が「基本割引」です。あなたはスポンサーから卸売価格で製品を購入し、顧客に小売で販売します。家庭用サイズのほとんどの製品の基本割引は35%で、15%または25%のものもあります。この割合があなたの即時収入、すなわち「基本割引」であり、顧客から代金を受け取ったらすぐに得られます。ほとんどの流通業者は、ビジネス・ボリュームの平均30%を収入として得ています。
成績別ボーナス:2つ目の収入は、再販売のために購入したAmway製品に対する、毎月の成績別ボーナスです。即時の基本割引に加えて、その月にあなたが購入したすべての製品の合計ポイント・バリューおよびBVに基づき、毎月成績別ボーナスを得ます。これは、下の表に従い、月間のポイント・バリューの合計に応じて3%から25%まで変わる割合のボーナスです。
成績別ボーナス表
成績別ボーナスは、平均30%の基本割引に加えて支払われます。
ここに記載された表または図は表示できません。
脚注* 月間のPV合計には、個人のPVと、あなたがスポンサーした他の者のPVの両方が含まれる。
51. 成績別ボーナス表は、以前は月間のドル建ての購入量に基づいていた。(CX 61、4-B頁)1975年に、インフレを調整するため、各製品に、製品価格の変動にかかわらず一定の「ポイント・バリュー」が割り当てられた。(CX 680-A)
52. 各Amway製品にはまた、「ビジネス・ボリューム」(「BV」)を計算する目的で、ドル建ての値が割り当てられており、これは製品の推奨再販売価格から倉庫手数料を差し引いたものにほぼ相当する。(RX 331、4-B頁)
53. 成績別ボーナス制度は、スポンサーとなる流通業者が、スポンサーされた流通業者に対して訓練、動機づけおよび供給を行う誘因となる。スポンサーは、個人グループ内のすべての流通業者の累積の総販売額に基づいて収入を得るからである。(ヴァンアンデル、Tr. 1863-64)この支払いは「オーバーライト」、「ボーナス」、「払戻金(リファンド)」と呼ばれ、1975年以降は「成績別ボーナス」と呼ばれている。(CPF 199)これは、製造業者が卸売業者に支払う報酬に相当する。(ケイディ(Cady)、Tr. 5776-78)
54. Amway Sales and Marketing Planのもとでは、Amwayから毎月受け取る成績別ボーナスが、速やかにスポンサーされた流通業者に分配され、その月のうちに、ダイレクト・ディストリビューターの個人組織内で成績別ボーナスを得たすべての流通業者に再分配されるよう取り計らうことが、ダイレクト・ディストリビューターの義務である。(RX 331、19-B頁)Amwayは払戻方針を執行している。(CPF 204)ADAは払戻方針に関する紛争を仲裁する。(CPF 205)[17]
(以下、事実認定の残り、考察、結論、救済、命令、委員会の意見、最終命令の各部分は、分量の都合によりここで訳出を中断する。)
注
- ↑ 片仮名表記は原綴りからの音訳であり、アムウェイの公式表記ではありません。